資産としてアンティークコインを持つ。そんな方もいるでしょう。コインは、ゴールド、シルバーなど素材価値のあるもの。希少価値のあるもの。これらの価値を考えて保有します。

わたしの場合は、素材価値の低いシルバーは、あくまでも希少価値で集める方のものだと思います。確かにシルバーは、輝きが独特で綺麗なものが多いです。ただ、知らない人からすると素材価値でしかありません。コイン商には売れるかもしれませんが、ハードオフやお宝屋では原価でしか売れません。
どこでも売れることを考えるとするとゴールドです。オークションやコイン商以外では希少性を認めてもらえませんがゴールドとしての価値で売ることができます。
アンティークコインは、コイン商やオークションでは、価格がほぼ下がりません。むしろインフレが進んでいきますから現金価値より高くなっていきます。これがアンティークコインの魅力です。
お金を持っていて余っているのであれば今の日本であれば不動産よりもアンティークコインがおすすめであり、これらの世界についても考えてみるのも面白いことだと思います。
購入方法
オークションに参加する方法とコイン商で買う、ヤフオクやメルカリなど個人売買で購入することになります。
個人売買だと偽物も多く出回っていますが、真贋保証されていないものは、やはりおすすめできません。ただし、日本の「昭和天皇 御在位60年記念 十万円金貨」20g は、沢山発行されたことで希少価値が無いことから、買っても信頼性は高いと言えそうです。そのため、わたしもひとつ買いました。
例外的にですが、たまにブックオフでも見かけることがあります。ブックオフで売ると、かなり低い値段の地金相場となってしまいます。

たとえば、20g 99%ゴールドの地金ですから、地金相場が1g 16,500円とすると、330,000円です。
オークション
日本での購入は、日本コインオークション、Auction World、泰星オークションがおすすめ。
ただし、大規模なオークションは、一年に数回しか行われませんし、その時に欲しいコインが出品されるかどうかわかりません。また、落札者が高額でも欲しいという方がいるかもしれません。オークションは、手数料と消費税が高いので、落札価格に加わりますから、入札中も気にしながら勝負してください。
欲しいからといって、いくらでも追いかけるわけにはいかないわけです。購入者は、コイン商ということもありますからプロやマニアとの接戦にはご注意ください。
どうしても欲しいコインがある場合は、オークション代行業者に頼むのもよいかもしれません。
ヤフーオークションとメルカリについて
コインの真贋保証がされていません。そのため購入には注意が必要です。偽物も多く出回っているようです。鑑定ケースに入っていたとしても、このケースが偽物なことがあるようです。
真贋保証されたものが欲しいのであれば信頼性のあるコイン商かコインオークションがおすすめです。
メルカリであれば安心鑑定サービスというサービスがあるようですがコインについては無いようです。
安いシルバー、ゴールドのコインであれば、わざわざ偽物を作る方がコストがかかりますから高額のコイン以外であれば、あまり気にしなくて良いと思います。
希少性
生産数が少ない、美的要素が高いなど人が勝手に価値が高いと判断する一つの指標として希少性があります。シルバーコインでも、希少性の高いものはゴールドより高額なものが多数あります。
希少性の高いものをレアモノと言ったりしますね。カタログによっては、レアものにRが付いていて、Rの数で希少価値の判断基準としているものもあります。Rがついていたとしても美的価値観で人気もないものは価格は安いこともよくあることです。
ただし、これらをブックオフに持って行ったところでコイン商やオークションで販売される金額では引き取ってもらえません。
これらの販売してくれる仕組みがあるからこそコインは売れるのです。
人気
「雲上の女神」のように急に人気が出ているコインもあります。MS63程度で200万を超えてしまいました。大型のコインで希少性の高いものは価格が吊り上がることがあります。ただし、下落しないとは言えませんので注意しながら検討しましょう。
市場動向としては、インフレが世の中の原則と考えると、人気のコインは値上がりしても下落しずらいと言えますね。また、ゴールド含有率が高ければなおさら保有したいと思う方も多いのではないかと思われます。
素材としての価値
特にゴールドの場合、材質そのものの価値が高くなります。ゴールドが99%以上や90%以上のものは、ゴールドとしての扱いで取引されることが多くなります。
もちろんシルバーの1kgなども素材相場で考えて買うという方法もあります。
ゴールドやプラチナの地金コインやインゴットを買う代わりにこれらのコインを買っておくという方法もあるわけです。
加えて発行数が少数、人気があるか、デザインが美しいか、有名な国王か などで、さらに価格が上昇します。
相続対策として
実質価値がわかりずらいのがコインです。国内の10万円金貨は、20gあったとしても額面が10万円ですから10万円と判断することもできますし、ゴールドの金額とすることも考えられます。
税務署次第となってきますので、あまり持っていることを悟られてしまうと何でも税金を取りたがるでしょうね。
ゴールドと異なり200万円を超える売買で「支払調書」の税務署提出義務が無いため買いやすいし売りやすいと言えます。
コインバイヤーからの購入
コイン商以外にもバイヤーがいます。信頼できるバイヤーもいますが、騙すバイヤーもいるようなので十分ご注意ください。
こういったルートでの売買には、ある程度、自分に知識をつけてからがよいかと思います。
オークション代行も行っているところがありますので、信頼できるバイヤーに相談するとよいでしょう。